知られざるミュシャ展

アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、パリで1894年に伝説的な舞台女優サラ・ベルナールのポスター『ジスモンダ』を制作、 ポスターが貼りだされるやいなや、一晩にしてパリ中の話題をさらい、人気ポスター画家の名声を得ます。流れるようなロングヘアの美女、優美な曲線に、きら びやかな装飾、美しい花や植物。ミュシャの作品は一世を風靡し、アール・ヌーヴォーが別名「ミュシャ様式」とも呼ばれるほど、アール・ヌーヴォーの旗手と しての地位を不動のものにしたのです。商業的成功を収めたミュシャは、1910年、故国モラヴィアに帰郷。パリの華やかな時代とは異なり、晩年は祖国への 思いを描き続けます。

本展では、日本初公開となるチェコの個人コレクションを中心に、油彩、水彩、デッサン類などの日本初公開作品をはじめ、代表的なポスター、版画などあわせて約160点を紹介。これまでのミュシャエッセンスに加え、新たなミュシャ芸術をご堪能ください。

 

【期間】2014年3月4日(火)~30日(日)

【時間】10:00~18:00(最終入場は17:30まで)

【場所】岡山シティミュージアム 4階企画展示室